遺品整理業者の選び方とは?5つのポイントを解説

遺品整理

2024-09-17

遺品整理業者の選び方とは?5つのポイントを解説

遺品整理は、故人が生前使っていた品をすべて整理する必要があるため、思っているよりも時間と手間がかかります。しかし、専門業者に依頼することで、かかる労力や時間を大きく軽減できます。ただ、ひとくくりに遺品整理業者といっても色々な業者が存在するため、依頼してから後悔しないためには、適切な選び方を知って優良業者を選定することが大切です。

今回の記事では、遺品整理業者のおすすめの選び方や、優良業者の特徴などについて、詳しく解説していきます。これから遺品整理業者への依頼を検討している方は、ぜひ参考になさってください。

遺品整理業者とは?

遺品整理業者とは、故人が遺した遺品の整理、および不要になった遺品の処分をしてくれる専門業者です。遺品整理業者は、不用品回収やゴミ屋敷清掃とよく比較されます。実際、これらを兼業する業者は多いですが、それぞれの業務には違いがあります。

まず不用品回収では、不用品の回収のみをおこない、家の片付けには対応していないことが多いです。続いてゴミ屋敷清掃の場合、ゴミの運び出しや処分はしてくれますが、遺品の仕分けには対応していないことがあります。そのため、遺品の仕分けから片付け、ゴミの処分までを一任したい場合は、遺品整理業者に依頼するのが最も安心だといえるでしょう。

遺品整理業者とは?

遺品整理の平均費用はいくら?

総務省が令和2年に出した資料によると、遺品整理の平均契約金額は約42万円で、実際に支払った金額は約30万円だとされています。しかし、実際の費用相場は、遺品の量や家の広さ・間取りなどの条件によって異なるため、事前に詳細な見積もりを取ることが大切です。

参考:遺品整理のサービスをめぐる現状に関する調査結果報告書|総務省行政評価局

優良な遺品整理業者の選び方5選

ここでは、優良な遺品整理業者を選ぶうえでのポイントを、5つ厳選してご紹介します。

優良な遺品整理業者の選び方5選

選び方①:遺品整理士が在籍している

遺品整理業者の選び方として、まずは遺品整理士が在籍しているかどうかを確認しましょう。遺品整理士とは、「一般社団法人遺品整理士認定協会」が認定する資格です。この資格を保有していると、遺品整理に関する法律・知識を正しく身につけていること、遺品を丁寧に扱うことが保証されます。

遺品整理士は、遺品整理業をおこなううえで必須の資格ではありません。しかし、その資格を持っていることが、遺品整理に誠実に取り組んでいることの証拠になります。そのため、遺品整理業者を選ぶ際は、遺品整理士が在籍しているかを確認することをおすすめします。

選び方②:必要な許可を持っている

遺品整理業者の選び方として、必要な許可を持っているかの確認も重要です。まず、遺品・不用品の回収をおこなううえでは「一般廃棄物収集運搬業許可」が必須条件になります。ただし、業者自身が許可を持っていなくても、許可を持つところと提携していれば問題ありません。

続いて、遺品整理時に買取サービスを実施する場合は、「古物商許可」の保有が必要です。これらの許可を持たない業者の場合、遺品を不法投棄されたり、不当な金額で遺品を買い叩かれたりするリスクがあるため、事前に確認しておきましょう。

選び方③:十分な遺品整理の作業実績がある

遺品整理業者の選び方として、十分な遺品整理の作業実績があるかの確認も重要です。遺品整理業者の多くは、不用品回収やゴミ屋敷清掃も兼業しています。そのため、不用品回収やゴミ屋敷清掃の実績ばかりで、遺品整理の実績が不十分であるところも少なくありません。

遺品整理の実績が少ないと、重要な遺品の探索や仕分けなどがスムーズにできず、満足のいくサービスを受けられない可能性があります。遺品整理の作業実績は、たいてい業者の公式ホームページに掲載されているため、依頼前に確認しておくと良いでしょう。

選び方④:希望するオプションサービスがある

遺品整理業者の選び方として、希望するオプションサービスがあるかどうかの確認も重要なポイントになります。人気のあるオプションサービスとしては、遺品の買取、供養・お焚き上げ、作業後のハウスクリーニングなどが挙げられます。これらは、業者によって実施していない場合もあるため、希望する場合は事前にサービスの有無をチェックしておきましょう。

選び方⑤:複数業者から相見積もりを取る

遺品整理業者の選び方として、複数業者から相見積もりを取ることも欠かせません。もし1社しか見ずに依頼してしまうと、その料金が適切なのか、十分なサービスが受けられるのかを確認できません。一方、複数業者から相見積もりを取って比較することで、各社の料金やサービスを比べられるため、適切な依頼先を選べます。

相見積もりを取る数は、3社以上がおすすめです。優良業者であれば、見積もりは無料で出してもらえるので、まずは気軽に問い合わせてみましょう。

優良な遺品整理業者の特徴

満足のいく遺品整理をしてもらうには、優良な遺品整理業者に依頼することが望ましいです。ここでは、優良業者の4つの特徴について、詳しく確認していきましょう。

優良な遺品整理業者の特徴

特徴①:訪問見積もりが無料

優良な遺品整理業者は、訪問見積もりが無料である点が特徴的です。遺品整理をするためには、現場となる家の広さ・間取りや、遺品の物量などを確認する必要があり、訪問見積もりが欠かせません。

そのため、優良な遺品整理業者は訪問見積もりを無料で実施してくれます。もし訪問せずに電話やメールのみで見積もりを取ったり、訪問見積もりは別料金と言われたりした場合、その業者への依頼は見送った方が良いでしょう。

特徴②:スタッフの対応や言葉遣いが丁寧

優良な遺品整理業者の特徴として、スタッフの対応や言葉遣いが丁寧だという点も挙げられます。優良な遺品整理業者では、顧客満足度を高めるために、電話対応スタッフから現場で作業するスタッフまで、全体にしっかり教育を行き届かせています。

そのため、電話口や見積もり時にスタッフの対応が丁寧であれば、実際の作業時にも丁寧な遺品整理をしてもらえる可能性が高まります。一方で、スタッフの対応や言葉遣いに不誠実な点が見受けられた場合、その業者への依頼は控えた方が良いでしょう。

特徴③:アポイント無しで訪問営業をしない

優良な遺品整理業者には、アポイント無しで訪問営業をしないという特徴もあります。遺品整理業者のなかには、住宅地などを巡回し、突然玄関先を訪問して営業をかけてくる業者がいます。

このような業者の中には、一般廃棄物収集運搬業許可などを持たず違法に営業しているところが一定数あるため、依頼は慎重になるべきです。その点、適切な許可を持って誠実に運営している業者であれば、アポイント無しで突然訪問してくることはありません。

特徴④:その場での契約を迫らない

優良な遺品整理業者は、その場での契約を迫ることはありません。違法に営業している業者は、他と条件を比較されるのを防ぐため、その場で契約を迫ってくることがあります。その際、見積もりの詳細などが伏せられたまま契約すると、後から追加費用などが発生し、法外な費用を請求されるトラブルにも繋がりかねません。

その点、優良業者であれば、強引な手段で契約を迫ることはありません。そのため、少しでも不安な点がある場合は、一度検討すると伝え、十分に時間をかけて業者を選定するようにしましょう。

まとめ

今回は、遺品整理業者の選び方や、優良業者の特徴などについて、詳しく確認してきました。遺品整理業者の中には、残念ながら違法に営業している業者も存在するため、しっかり業者の良し悪しを見極めて依頼することが重要です。今回ご紹介した選び方を参考にして、信頼できる遺品整理業者に作業を依頼するようにしましょう。

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また、作業内容に対して価格が決まった明朗会計のため、お見積り金額に追加費用が発生することもありません。ご予算に応じた作業や、価値のある遺品を買い取った金額との相殺など、ニーズに応じて柔軟な対応が可能です。近畿7府県で遺品整理にお困りの方は、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。